大人になる子どものためのグレート・ジャーニー(すごい旅)!

行き先は自分たちで決める。マップを手に、自分たちでルートを選び、どこへ行って、何をして遊ぶのも自由な、フィールド探検(たんけん)イベントです。

※グレート・ジャーニー:東アフリカで生まれたとされる人類は、アジアへわたり、アラスカを通って北アメリカへ、さらに南アメリカ大陸の南のはしにまで到達しました。

この5万キロメートルにもおよぶ旅こそ、グレート・ジャーニー。

地図もなく、向こうに何があるかもわからない時代。人類はきっと、好奇心を胸に、何万年もかけて、世界のすみずみまで旅したんですね。

子どもたちへ:「asobi基地アドベンチャー」って、どんなイベント?

何才から何才まで参加できる?

小学3年生から小学6年生くらいの子に、おすすめです。

でも、人は、「何年生か」「何才か」で決まるわけではないので、小学1年生や2年生、中学生でも、遊びにきてくれたら、とてもうれしいです。

おもしろそうだな!と感じるすべての人が、参加することができます。

探検する場所について

神奈川県横浜(よこはま)市から、鎌倉(かまくら)市にかけて広がる、タイワンリスがたくさんいる森です。

マップを大きく見たいときは、こちら

色わけされた8つのルートがあり、さまざまな池や広場、生き物がいるスポット、動物園、ローラー滑り台、自然観察センターなど、楽しいものがたくさんあります。

奥(マップの左上方向)へ進むと、市の境目をこえて、鎌倉へたどり着きます。

探検に出かける何日か前に、Zoom(ズーム:スマートフォンやパソコンを使うビデオ通話)で、だれが探検に来るのかわかるように、顔合わせをします。

それから、どんなフィールドなのか、asobi基地のよりかね隊長が、くわしくお話します(もっとよく知りたい!と思ったら、自分でインターネットで調べてくださいね)。

この森は、ここが楽しい!

いろいろな自然の地形があって、おもしろい探検ができます。

ガケにはさまれた細い道(切り通し、と言います)や、背よりも高い竹やぶにかこまれた道……分かれ道では、どっちへ行くか、自分たちで決めることができます。


森には、タイワンリスがたくさんいます。見つけられるかな?


森の中には、さまざまな池や広場、自然観察スポットがあります。生き物が好きなら、じっくりのぞき込んでみてね。


森の中を歩いていくと……なんと大きな動物園(金沢動物園)があり、行きたいのなら行くこともできます。

世界のめずらしい草食動物を中心に、飼育されています。コアラやオカピがいることで有名です。カンガルー、ゾウやキリン、サイなどもいます。

動物が好きな子は、ホームページをよく調べてみてね。


金沢自然公園の「ののはな館」の近くの「こども広場」には、横浜市最大級・100mのローラー滑り台があります。

お尻になにか敷かないと痛いよ!!もしローラー滑り台で遊びたいなら、ダンボールがあったらいいね。


ののはな館」の中もたのしいです。

虫の声・鳥の声・セミの声・地中の動物などを、見たり聞いたりできる展示があります。動植物に関する書籍を中心とした図書コーナーや、工作室があります。

園内や周辺の動植物について、質問することもできます。


横浜自然観察の森にある「自然観察センター」も、おもしろい施設です。

ベンチやテーブル、トイレもあるので、お弁当を食べながら休憩するのにもおすすめ。


自然観察センターからさらに奥(鎌倉方面)に進むと、山奥に迷い込んだような、すごくすてきな谷「獅子舞(ししまい)」があります。

下っていくと、小さな水の流れが、しだいに川になり、大きな川に合流します。そう、つまり川の源流のひとつがあるんです。


「獅子舞」の谷を降りると、住宅街に入ります。そこは鎌倉です。

ここをゴールにすれば、帰りに鎌倉の昔ながらの街を観光したり、おいしいものが食べられたりするかもしれませんね。

もちろん、動物園がゴールでもいいですし、ずっと森の中で、生き物を観察したり、遊んだりしていてもいいですよ。

どんな探検なの?

探検の日は、2グループにわかれて(1グループ:子ども3〜5人)、子ども同士で相談しながら、1日をすごしてください。

「どこへ向かう? どこを通って行く? 時間はどれくらいかかる? お弁当を食べるのはいつ、どこにする? 」

学校や、家とはちがい、全部を自分たちで決めます。「あれをしなさい」「これをしなさい」という大人は、ここにはいません。

自分たちで決めたゴールには、午後3時(15時)に着くように、うまく考えてください。

お父さん、お母さんには、LINE(ライン)で連らくを取り、ゴールがどこになるかを知らせておきます。むかえにきてくれます。

あぶなくない? 子どもだけでこまったときは?

みんなのフィールド探検には、

asobi基地のよりかね隊長

かおりちゃん(池田香織さん)

あさちゃん(きよおか あさこさん)

の3人が、付き合います(親は、いっしょに行きません)。

キケンがあったり、子どもだけではどうしていいかわからない「こまりごと」がおきたときに、助けられるようにです。

でも、「キケン」や「こまりごと」がなければ、子どもたちが決めたことに口を出しません。たのしい1日になるといいね!

「遊びに行きたい!」と思ったら、親に伝えよう

asobi基地アドベンチャーに参加するかどうかを決めるのは、自分自身です(親ではないよね)。

もし、「楽しそう!」「遊びに行きたい!」と思ったら、

asobi基地アドベンチャーに遊びに行きたい!

とお願いしてください。きっと、いいよ、と言ってくれるはず。なぜなら、子どもが自分から「行きたい」と言いだすなんて、親としてはとてもうれしいことだからです。

それに、asobi基地アドベンチャーでは、ふつうに学校に行って、家で生活しているだけではなかなかない、たくさんの経験(けいけん)ができます。

※参加できる子どもの数は、おとなの人数 × 4人までと決まっています(あまりたくさんの子どもがいると、一人ひとりがやりたいことができなくなってしまうし、安全を見守るのもたいへんになってしまうからです)。

参加したい子がたくさんいたときは、早く申しこみをしないと、満員になってしまうかもしれないので、気をつけてね!

保護者のみなさんへ

いつもありがとうございます!asobi基地・関東 アウトドア部の寄金です。

おかげさまでアウトドア部では、乳幼児から親子で参加できる「キャンプ」「海遊び」「雪遊び」「山歩き」などの企画を、約5年続け、イベント50回超、のべ1,000名を越える親子に参加してもらうことができました。

そんな中、今回はじめて、小中学生を対象に、子どもだけを預かるイベントを企画します。

子どもが世界を広げていける環境、ありますか?

我が子が未就学児のうちは、自由工作や、asobi基地キャンプのような、自由でクリエイティブな体験をさせたいと思っていたはずなのに、小学校に入学して以降は、

「あれをしなさい」「これをしなさい」

が増えてしまっている……というお父さん・お母さん、きっと少なくないと思います。

勉強で高い偏差値を求めるかどうかは、それぞれの考え方。でも、ほとんどの方は「我が子に、何か一つでもいいから、夢中になれるものを見つけてほしい」と願っているのではないでしょうか。

ところが、日常に余白がない状態では、子どもは、なかなか世界を広げていくことができません。様々なものに興味を向けるためのエネルギーが、十分に得られないからです。

”やらなければいけないこと” に追われて1日が終わってしまっていませんか。こういう状況では、子どもがYouTubeやゲームに中毒みたいに夢中になってしまう姿を見ると、気になって仕方がないはずです。

学校や塾では得にくい、生きる上でとても大切な経験を

新シリーズ「asobi基地アドベンチャー」では、

子どもが、自分自身の気持ちに向き合い、自分の責任で選択をして、自由に行動する

ことを、口出しをせず、よけいな手助けもせず、じっくりと見守っていきます。

きちんとできるかどうかは、ここでは一切気にしません。たとえば、道を間違えてしまうかもしれないし、時間配分がうまく行かず、決めたゴールまでたどり着けないかもしれません。あるいは、意見が衝突して喧嘩になるかもしれません。

けれども、失敗すれば「このやり方ではダメなんだ、ではどうしたら?」という気づきに繋がります。

喧嘩は、価値観が違う他人と共存するにはどうすればいいのか? というクリティカルな問いを、強烈な実感をもって突きつけます。

どちらが悪いかを決め、正論をぶつければ解決するのは、学校のような場でだけです(私たちが生きる実際の世の中は、もっと複雑で、一筋縄ではいかないものですよね)。

そして、自分の選択に責任を持って行動する経験を重ねることで、子どもはどんどん成長し、ひとり立ちの準備を整えていきます。彼らは、親が思うよりも、ずっとオトナです。

未知 × 自由(主導権)こそが最大の学びの栄養

もう一つ大切なのは、“未知” の魅力があること。それから、道筋を大人が勝手に決めてしまわないことです。

今回の横浜市民の森〜鎌倉コースは、親子向けにハイキングイベントも実施しています。

でも、小学5年生になった我が家の娘は、「疲れることなんかしたくない」と参加を渋るようになりました。“ジブン” が確立していくなかで、決められたゴールへ向かうだけのイベントが、おもしろいと思えなくなってきているのです。

そこで私は、

「自分たちで行き先を決めて、好きなことをするイベントにしたらどう? ゴールも鎌倉じゃなくてもいいよ」

と提案しました。それならやりたい!と即答されました。

人生は、先行きがわからないからこそ魅力的に思えるもの。

あそこに行ったら何があるだろう?という好奇心こそが、世の中の様々なものへの興味関心に繋がり、没頭する栄養になり、学びを深める原動力となっていきます。

イレギュラーやアクシデントは大歓迎。そこに何があるかわからないからこそ、そして、そこでどう振る舞うか、主導権が自分にあるからこそ、お年頃になってきた子どもたちにとって、魅力的な時間になります。

世界自然遺産をフィールドに

2021年以降、大人になる子どものためのグレート・ジャーニー「asobi基地アドベンチャー」は、世界自然遺産や、それに匹敵する国内最高峰の自然があるフィールドを舞台に、展開していきます。

パッケージツアーなどではなく、自分たちで1週間ほど生活を回し、そこで何をするかも自分たちで決め、行動します。

参加条件の一つとして、asobi基地のイベントへの参加経験を設けるつもりです。

なぜなら、大切なお子さんを短くない時間お預かりするのですから、保護者のみなさんに、asobi基地とはどういうところなのか?を、しっかり知っていただいてから、来ていただきたいからです。

そして、子ども自身が「行きたい」という明確な意思を持つことは、当然ではありますが、必須条件となります。

知らないものに興味を持つことはできません。今回のような、気軽に近場で参加できる日帰りイベントで、ぜひasobi基地アドベンチャーを体験しに来てください。お待ちしています!

※世界自然遺産他をフィールドに展開する、asobi基地アドベンチャーの最新情報を受け取りたい方は、asobi基地ユニバーシティTOPページの最下部より、Eメールアドレスを登録してください。準備が整い次第、連絡させていただきます

イベント詳細

主催:asobi基地 × 親子キャンプ.com

参加費

¥7,280 / 人 → 今回のみトライアル料金 ¥4,000 / 人

※私的な都合によるキャンセルの場合、2週間前(11/14)より20%のキャンセル料をいただきます。体調不良が原因のキャンセルの場合は、キャンセル料はいただきませんので、遠慮なくお申し出ください

※写真撮影、参加後の感想のヒアリングや、これらのasobi基地のホームページ/SNS等への掲載のご協力をお願いいたします(氏名の掲載はいたしません)

※お申し込み後、銀行振込にて、1週間以内にお支払いください

対象

子どものみ

※親の同行はできません

※年齢制限はありませんが、子ども本人に参加の意志があることが条件です

日程/スケジュール

■事前オリエンテーション:Zoom

11月23日(月・祝)20:00〜20:30

※伸びる場合もあります。21:00くらいまでは余裕を見てください

※原則として、必ず参加をお願いします

■本番

11月29日(日)9:45〜15:00

集合場所は以下3箇所より選んでください。

①京浜急行「上大岡」駅 8:35(よりかね隊長が引率)

上大岡駅 8:35着の快速特急「三崎口」駅行きに乗車してきてください。横浜市営バスで現地まで移動します(子ども110円)

②JR「港南台」駅 9:13(池田香織が引率)

港南台駅 9:13頃着の京浜東北線「大船」駅行きに乗車してきてください。横浜市営バスで現地まで移動します(子ども110円)

③ハイキング出発地点「ひよどり団地入口」交差点 9:45

※車やタクシーで、現地まで送るなどする場合はこちら

集合について
お子さんがスマートフォンを所持しており、LINE等でスタッフ(よりかね、池田香織)とリアルタイムで連絡を取れる態勢をとれる場合は、お子さんのみで①②の集合場所に向かわせてもかまいません。

ご希望の場合は、具体的なやり取りの方法を相談させていただきます。事前にお知らせください。
お迎えについて
子どもたちの行動の様子は、お申し込み後にお知らせするLINEオープンチャットにて、随時、報告いたします。

ゴール地点は、出発時に相談して決めますが、変更になる場合もあると思います。見通しがつき次第、お知らせしますので、その場所まで、お迎えをよろしくお願いします。スタッフは、きちんと保護者に引き渡せるまで、子どもと同行しますので、ご安心ください。

お迎えまでは、鎌倉観光を楽しむなど、自由にお過ごしください。鎌倉がゴールにならない場合でも、金沢文庫、金沢八景など、おおむね30分で移動できる圏内になるかと思います。

持ち物

■必ず必要な持ち物

  1. リュックサック
  2. お弁当/レジャーシート
  3. 飲み物(お茶や水、スポーツドリンクなど500ml以上。道中に売店はないと思ってください)
  4. レインウェア ※防水透湿性素材のものを推奨
  5. マップ(スマートフォン等で閲覧できるようにしておくか、印刷してお持ちください)
  6. 時間のわかるもの(時計)
  7. 1,000円 ※動物園に行く場合の入園料、駅まで移動が発生する場合のバス代など。山中では使いみちはありません。管理方法をよく相談しておいてください

■あると良いもの(なくてもOK)

  1. カメラ
  2. 山地図アプリ(YAMAP、ヤマレコなど)
  3. インターネット検索
  4. LINE

時計機能もふくめ、スマートフォンがあると便利です。

11/23(月・祝)の事前オリエンテーションにて、くわしくお話しします。

服装について
服装は自由です。脱ぎ着で調整できるようにお願いします。活動量が多く、汗をかきますので、速乾素材の下着が望ましいです。

休憩時は、汗冷えします。ウィンドブレーカーなど、薄手で防風性のあるジャンパーを用意してください(防水透湿性素材のレインウェアでも代替できます)。

足場の整っていない森の中を歩きます。靴は、履きなれた運動靴を履くようにお願いします。

新型コロナウイルスへの対応について

「asobi基地アドベンチャー|マップを持って探検編 at 横浜市市民の森〜鎌倉」では、以下のとおりガイドラインを設けます。

ご理解、ご協力をお願いいたします。

  • 基本スタンスは、「asobi基地|新型コロナウイルス COVID-19への対応について」に則ります。必ずご確認をお願いいたします。また、スタッフ側の体調不良、そのほか事情により、急遽、開催中止となるケースもありますので、ご了承くださいませ
  • 発熱、咳ほか風邪の症状がある場合は、必ず参加を見合わせるようお願いします。体調不良が原因の場合、キャンセル料はいただきませんので、ご安心ください
  • スタッフは、子どもと至近距離で接する際は、マスクを着用します
  • 子どもの感染対策については、野外という環境、また活動量の増えるイベントでもあり、実効性に疑問符のつく行動制限は設けず、自衛を原則とします。各家庭で、マスクの着用や、手指の消毒についてなど、どのように対応するか、よく話し合っておいてください

以上となります。よろしくお願いいたします。